じゃなくても、いいじゃない  ⭐︎ムナカワミラ⭐︎

主婦の戯れ言です。正義感、ポリコレ、頑張り、夢などに胸熱にならない方、よろしくお願いします。

今週のお題「本棚の中身」☺︎本棚なし子

#今週のお題でお披露目できるような本棚と言える立派なモノに、昔も今も何故だか私は縁がない。

今は小説やマンガを主婦業の片手間に読むだけなので、時々本屋で数冊買って、読み終わって適当にそこら辺に置いておくと、いつの間にか消えている。ムスメかムスコが持っていって、ちゃっかりどちらかの本棚に収まっている。

その昔、小学生の頃の私の本棚は、学校の図書室だった。小遣い500円だったし。何よりもモーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズが大好きで、ルパンに恋をしていたと言ってもいい。時々フランス語で書いてあるセリフをノートに書き写していたイカした小学生だった。いやイカれた小学生だったのかもしれない。

その影響からミステリーやサスペンスが好きになり、赤川次郎に始まり、王道のチャンドラーやアガサ・クリスティまで。今でも東野圭吾宮部みゆきが好き。

小学生時代のもう1つの本棚は、父の書斎のものだった。コソッと入ってそっと1冊ずつ盗み(バレてたと思うけど)自室でこっそり読むのが楽しかった。本棚には星新一がズラーっと並んでいて、どれを読んでも新鮮で驚きの連続。

それからSFファンタジー系列も好きになり、新井素子小松左京筒井康隆、大学の卒論でディケンズの「クリスマス・キャロル」を選ぶほどに。マンガでもドラえもんはじめ、SFに心惹かれる。

父の書棚には、エッセイの系列もあった。東海林さだおの食エッセイ、妹尾河童の「河童の覗いた」シリーズも簡潔な語り口が楽しかった。その後、椎名誠群ようこ酒井順子阿川佐和子などのエッセイシリーズも買ってよく読んだ。

じゃぁ、小学生以降、買った本はどこに置いていたんだ?と言うと、読みながら眠った私のベッドの中で、残念な形に押し潰されているか、読み終わってそこら辺に置いておくと弟の本棚にいつの間にか収納されていた。そして時々売られて弟の小遣いになっていた。

小学生時代にはマンガも欠かせない。月刊誌のちゃお、コロコロコミック、少年ジャンプを弟と購入していたけど、残念ながら本棚にしまわれることはなく、月1回の廃品回収で回収されていった。

こうして、本棚を持つことなく、本は他人の本棚を借りる、もしくは読み終わって置いておくと誰かが収納してくれ、マンガ雑誌は廃品回収に、と私の手元には何故か数冊しか本が残らない。

整理整頓が苦手なので他力本願なのは身軽でいいけど、出版社違いで買ってしまい読み始めてから「コレ、前に読んだヤツ!」って気づくのが玉に瑕ですね。